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秀和弥生町レジデンス

借景は、東大の緑なんです



根津駅を出て言問通りを登り、東大本郷キャンパスの裏手側、暗闇坂の中腹に見えてくる秀和弥生町レジデンス。1969年築・総戸数62戸のレンガの門柱が印象的な秀和です。

暗闇坂にある秀和はもうひとつある


ちなみにこの暗闇坂という坂、全く違うエリアなんですが秀和元麻布レジデンス(1978年築)が建っている場所も同じ地名です。この坂を少し降っていくと目に入ってくる、素敵な煉瓦造りの門柱とアーチ。そしてアプローチまで伸びた階段は優雅な雰囲気を漂わせています。アプローチ前に階段がある秀和ってなんだか良いですよね。登る時もワクワクしちゃいます。

かっこよく秀和を彩る館名板


館名板はイタリックで疾走感があるような書体で描かれていてなんだかカッコ良いです。番地まで一緒に載っているのもなんだか良い。

煉瓦造りの門柱の上に架かるアイアンのアーチもポイント。中央のアーチはアイアンのフレームに波を模した様な強めのアールがついたS字を中央に向かって並べたデザイン。フレームのトップには矢のようなモチーフがちょこんと乗っかっています。アーチを支える両端のフレームは噴水が噴き上げているようにも見える模様が。少し渦巻く様に曲げられたアイアンが力強い印象を持たせています。

階段屏は正面左側はラフウォールの上に青瓦、正面右側の塀は上に煉瓦を乗せています。二つの違ったタイプが見れるのもいいですね。

横の植栽に目を向けるとエントランス前には大きな木が。シュロの木でしょうか。こちらの1階住戸のお庭にも同じく植えられているようです。

正面から見上げると暖色味のある赤煉瓦に白いラフウォール、そして青瓦のコントラストが建物にさらに華やかさを添えています。均一に並んだゆとりあるバルコニー達も美しく映えまるで異国情緒のような空気感。ちなみにこちらの秀和の屋根は普段の秀和ブルーに比べると淡い水色の秀和。
同じブルー系でも明るさで印象がまた変わるのが面白いです。

塔屋も観察したくなる


少しマニアックですが屋上の塔屋も特徴的です。すこし離れて見ると分かるんですがお目目のついた様な形をしています。二つの並んだ小窓と窓の上のひさしがまつ毛の様で可愛らしいんです。

エントランス外側に取り付けられた照明のつぼみの様なフォルムに石目模様のガラスがとても映えます。黒いシックな色調が建物にたおやかな雰囲気を持たせています。同じ形状のものが参宮橋レジデンス(1968年築)などでも見られますよ。

エントランスドアにはS字を背中合わせに組み合わせたアイアンフレームが素敵。一見重厚感のある造りですがラフウォールとデコラティヴなアイアンの装飾のおかげでより可愛らしく見えてくるのが不思議。とってもいい感じです。

目の前には東大の本郷キャンパス、建物の二つ隣には弥生美術館もあり周囲の環境はどこか文化と知性を感じられるような雰囲気です。
坂の途中にあり、少し小高い場所のため、この秀和の上階からは東大の緑を借景にもできます。

また、こちらの屋上からの眺めもおすすめ。とくに晴れた日にはここから東京スカイツリーも見えるし眼下に広がる街並みを堪能できます。こういった楽しみが出来るのもこのロケーションならではですよね。

建物前面の道路は2車線ながらも車の通りは少なく、どちらかといえば学生や近隣の方たちなど多くの人が行き交うにぎやかな印象です。谷中・根津・千駄木の周辺は『谷根千(やねせん)』 と呼ばれる下町情緒と文化的な風情が漂う人気のエリア。最寄り駅の根津駅の方にいけば、このエリアならではのゆったりとした雰囲気も味わえます。実際に根津駅まで歩いてみると商店や個人経営のお店もたくさん点在しています。何年も変わってないような風景も残っていて千駄木、谷中方面までも足を伸ばしてみるのも楽しい。

街とともに長い年月を経ても変わらない情緒が感じられる谷根千の秀和です。

マンション名 秀和弥生町レジデンス
所在地 東京都文京区弥生2丁目4-8
最寄り駅 東京メトロ千代田線「根津」駅 徒歩8分、東京メトロ南北線「東大前」駅 徒歩9分
築年月 昭和44年12月
建物構造 鉄筋コンクリート造(RC)
棟総戸数 62戸
管理会社
問合せ番号 00000256
備考 RC7階建

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