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秀和神宮レジデンス

赤レンガの門をくぐると、シンデレラの階段



明治通りから少し入った住宅街にある、秀和神宮レジデンス。
1967年築・総戸数36戸・8階建てのプチ秀和です。この通りを歩いて辿り着くと、ここが他のものとは違う特別な建物であることが感じられます。

坂道にあるわけではありませんが、1階でも視線は2階に相当する高さに立てられていたり、他の建物が道路際まで建てられているのに比べて、駐車場分+お庭分がセットバックしている余裕の造り。

この秀和は階段も特徴的


階段を登ってエントランスという秀和はほかにも秀和弥生町、熱海西山などありますが、こちらはまた違ったエレガントさがある造り。エントランスへ、ゆったりとした階段を登っていくだけで、なんだか特別な場所へ行けるような気分になります。

エントランスの中に入ると、Rマニア(曲線好き)にはたまらないRの多さ!
ああ、「子供に安全なので」っていう理由じゃなしに、造形美としてのRは、やはり美しいです。玄関の壁がRだからという理由で、決める方はいらっしゃらないでしょうが、確実に「何となく共用部も好き」という度合いを深めてくれるはず。Rマニア必見の秀和です。

赤いレンガの門柱のトップと架けられたアーチにはアイアン細工で装飾されています。
左右の門柱のトップには三角錐型にC字やS字で装飾がされていて、アーチ部分はC字を大小さまざまな形・カールに強弱をつけたものが装飾されています。

一見すると、自由で奔放な印象を持たせた感じが、この場所と建物の雰囲気に合っている気がします。
アーチの中央下部分のアイアンはニコッと微笑んでくれているようで可愛い。重厚感のあるレンガとの対比が出ててイイです。

アプローチには竣工当時の円形のタイルが残っています。そして続く階段にも今では秀和では貴重になってきた豆タイルたちが。
階段部分に豆タイルを残した秀和を見ると思わずおっ!となってしまいます。階段を登り上から円形タイルと豆タイルたちの模様を見下ろすのもまた面白い。

この秀和は塀までもラフウォール仕上げ


隣との仕切り壁は贅沢にラフウォール仕上げ。これがまた高く、大きく美しい。
建物の周りを彩る外塀たちももちろんラフウォール。こちらは青瓦ではなく門柱と同じくレンガが並べられています。瓦もいいですが、優雅さと重厚感を併せ持つ雰囲気があって、ここにはレンガがよく似合う気がします。

敷地の駐車場の端にはエレガントな街灯が建っていて、これまた素敵。
エントランスアプローチの前には生垣、そしてその前と駐車場の後ろの間には芝生と植栽が植えられています。勾配を利用して植栽がせり出すような見せ方が美しく、これらも建物に穏やかな印象を加えているよう。

エントランス前や内部にも様々な形の照明があります。特にオートロック前の照明たちは花の蕾が垂れているようで可愛い。
こちらもぜひ実際にご覧いただきたいです。

バルコニー柵はS字ですが手すり部分まで突き出ておらず、ストレートで滑らかなデザインになっています。こちらは60年代の秀和らしく、隣の住戸との間に隔て板はなくモルタルで塗り固められた仕様。一方土台は滑らかに仕上げられていて清楚ですっきりとした印象に。上階の一部の階のバルコニーは 長方形にアールを加えてくり抜いたような仕上がりになっています。全戸すべて南向きなので、白い壁に南からの陽が当たる様子はとても素敵です。

都心の3駅が使える交通至便な立地


ちなみに屋上の西側からは明治神宮の緑を望め、さらに奥には富士山が見えることも。
ロケーションとしては大きな通りから一本中へ入った場所に建っていて、前の通りは交通量も比較的少なく静かです。周辺の環境はもはや説明不要なエリア。加えてここは比較的に閑静な立地ながらも、5駅5路線も使えるので利便性も抜群。

JR原宿駅から徒歩7分、東京メトロ副都心線北参道駅から徒歩5分、千代田線・副都心線の明治神宮前駅からは徒歩9分、JR総武線千駄ヶ谷駅から徒歩12分、都営大江戸線国立競技場駅から徒歩12分などなど、都心やそのほか各方面へのアクセスも充分すぎるくらい良いです。

小さめながらも贅沢さと優雅さが感じられる神宮前エリアの秀和です。

マンション名 秀和神宮レジデンス
所在地 東京都渋谷区千駄ヶ谷3−3−16
最寄り駅 東京メトロ副都心線「北参道」駅 徒歩7分、JR山手線「原宿」駅 徒歩7分
築年月 昭和43年12月
建物構造 鉄筋コンクリート造(RC)
棟総戸数 36戸
管理会社
問合せ番号 00000251
備考 RC造8階建

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